平成26年1月18日終了 フィールドワーク Vol.2

「名古屋台地凸凹地形探索Ⅱ -金山から堀川を下って熱田へ-めざせ蓬莱宮編」レポート

名古屋スリバチ学会ロゴ入りカクメット
今回より集合の目印として導入された、名古屋スリバチ学会ロゴ入りカクメット

新年明けて2014年初のフィールドワークは、金山駅の南側、熱田台地の西の際を経て、熱田神宮まで凸凹地形探索しました。

 

前座として、午前中は有志で名古屋ボストン美術館で開催されていた「北斎」展を鑑賞。

 

13時半の集合時間を迎え、金山南ビル11階の名古屋都市センターで当日巡る熱田台地の簡単な紹介を行った後、フィールドワークをスタートしました。

金山駅周辺では、昨年のあいちトリエンナーレ2013期間中、「勝手にオープンアーキテクチャー」企画で建築家の栗本真壱氏が自ら紹介された金山ピロティ住宅や、源氏に結びつきの強い当地ならではの史跡・尾頭塚(源為朝の墓説あり)を巡りました。

熱田台地西端の高低差計測パフォーマンス写真
熱田台地西端の高低差計測パフォーマンス

また、住吉神社から堀川沿いに降りた際には、巻き尺を用いて熱田台地との高低差を体感する「計測パフォーマンス」を決行。

ただコースを眺めて歩くだけではない、台地の存在を身体化する試みも実施しています。

玉の井、夜寒町、神宮商店街、神宮小路界隈には、目と鼻の先の熱田神宮には何度も足を運んだ経験のある地元の参加者も、あっと驚くような意匠の建物や昭和レトロな豪邸、料亭が残っており、戦前まで名古屋財界の名士の別宅跡と、戦後の混乱期に栄えた闇市の名残りが伺えました。

フィールドワーク終了後の懇親会では、名古屋市美術館ボランティア研修生の方々も加わり、総勢40名で歓談、交流を深め、締めに熱田神宮を夜間拝観して解散となりました。

【フォトスナップ】

【コース】

金山南ビル11階 名古屋都市センター 常設展示コーナー(集合)〜金山ピロティ住宅〜元興寺・尾頭塚〜地球環境GISセンター〜住吉神社〜堀川沿い南下〜ごはんと雑貨 pokoj(任意休憩スポット)〜熱田公園・断夫山古墳〜高蔵公園・高座結御子神社〜夜寒町・玉ノ井町界隈〜きよめ餅総本家 喫茶部(任意休憩スポット)〜名鉄神宮前駅(解散)

【地図】

【参考資料・文献・動画】

資料

  1. 池田誠一著. "歴史紀行 なごやの街角 今昔 【11】金山…名古屋台地のくびれに." 一般社団法人 日本電気協会 中部支部. http://www.chubudenkikyokai.com/cgi_cms_res/img_photo/df_11_7_2.pdf, 2013年12月9日参照.
  2. Network2010.org. "江戸時代の名古屋城下「熱田神宮」 : Network2010.org." Network2010.org. http://network2010.org/article/43, 2013年12月11日参照.
  3. Network2010.org. "戦前・戦中の熱田を語る 横井正夫さん : Network2010.org." Network2010.org. http://network2010.org/article/466, 2013年12月11日参照.
  4. Network2010.org. "堀川を行く-名古屋城~名古屋港 : Network2010.org." Network2010.org. http://network2010.org/article/1503, 2013年12月11日参照.
  5. NPO法人 堀川まちネット. "熱田『蓬莱伝説』." NPO法人 堀川まちネット. http://homepage1.nifty.com/uni-hp/atsutakko/kyoudosi/hourai/hourai.html, 2013年12月18日参照.
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